『 天の刻印』
~「日食・月食」の
アストロロジー~⑶完結
皆さま、こんにちは。
『レムリアの扉』運命鑑定士
西洋占星学の 惇 レイ です。
人々の往来も自由となり、「火星」の勢いのまま、社会的には日常に活気を帯びてきたこの頃です。
「金星」の順行も目前ですから、暫くは楽しみ事が増え、遅れを取り戻すかのようにコミュニケーションの喜びも増えることでしょう。
しかし依然として多くの惑星は入れ替わりに逆行しています。
過去を置き去りにして、前進することは、運命の流れに乗ることではないと、星は示しているようです。
それでは『食』の続き… 最終話は、“「食」が我々にもたらすもの”について、見て参ります。
第三章
『宇宙のシナリオ』
著名な占星術家である、ジャン・スピラーはその著の中で、
「月蝕は、あなたが成長するために学ぶべきことであり、日蝕は、あなたが人類同胞と分かち合うべき才能である」
「人が生まれるとき、日蝕・月蝕のエネルギーが、ともに身体に転写され、記憶される」
と説明しており、さらに共著者のカルマ占術家カレン・マッコイは、
「日蝕は他人に与える、あるいは他人と分かち合う経験。月蝕は自分が受け取る経験である」
と言っています。
それらを解りやすく言い換えれば、
『日食は、宇宙があなたに与えた才能・使命であり、人々を教え導くというテーマ』を示すものであり、
『月食は、現世で自分がさらに成長するために学ぶべきテーマ』
ということになるでしょう。
占星学的に見た場合、『食』の現象は「太陽や月」の明るさが遮ぎられることで、地球を覆っているバリアが一時的に破壊され、地上の人々の意識がそのまま宇宙に放たれることを意味します。
そのため、それに呼応する星座から、宇宙の高次元のエネルギーが、ストレートに地上にもたらされるという訳です。
その聖なるエネルギーの影響は、誕生前の胎児期に限らず、地球に存在する生きとし生けるものに、あまねく降りそそいで、知らぬまに潜在意識に、変化をもたらしているのです。
この時期『食』のエネルギーは、過去や過去世において傷つき、バランスを崩した人格に、均衡を取り戻すよう働きかけ、成就出来なかった分野に再度チャレンジするよう促します。
一人ひとりが魂を浄化し、人類全体の意識を高めるためには、『日食』の使命を果たしながら『月食』のテーマに取り組むことが、この世における最善の生き方と言えるのではないでしょうか。
そしてそれは、現世に生きるあなたが、生まれる前に宇宙と交わした“神聖な契約”でもあるのです。
『幸福へのプロセス』
宇宙の刻印したシナリオに則って、進化のプロセスを生きることは、あなたに真の幸福感をもたらすことになるでしょう。
周囲の人々のためになる、自分の持って生まれた才能を知り、世界に貢献できる可能性に気づくことは、生きる意味を見出すことにも繋がります。
ともすると、無力感に捕われそうになる、この困難な時代… 今を生きる我々にとって、それは自分自身の価値に気づくことでもあり、生きる喜びの再発見となるに違いありません。
宇宙があなたに、ギフトとして与えた特別な能力を用いて、個人の成長のために使うのも良いでしょう。
しかし、それは最終的には、人類全体の幸せのためにこそ使うべき「聖なるパワー」です。
あなたには生まれた時すでに、より理想的な世界を創り上げるための力が、備わっているのです。
来るべき『高次の文明社会』の完成のために、真の平等…苦しみのない世界の構築のために、宇宙はあなたに、あなただけの特別なパワーを授けたのです。
自分の能力を最大限に生かし、社会と他者のために生きるとき… “真の幸福の意味”をあなたは知ることとなるでしょう。
“地上に月の癒しが、あまねく降りそそぎ、あなたのパワーが世界に行きわたりますように…”
惇レイ (Jun-ray)
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本館 9Fレムリアの扉
『天の刻印 』~「日食・月食」のアストロロジー~⑶完結
20/06/20
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