アクエリアスの時代
～新しい文明への移行～④


皆さま、こんにちは。


『レムリアの扉 』 運命鑑定士
西洋占星学の 惇 レイ です。


4回目となる今回は、来るべき時代の“予兆”ともいうべき、近未来の星の配置について皆さまと見ていきたいと思います。

また、数日前に逆行を始めた「冥王星」については気になるところだと思いますので、補足的に触れてみたいと思っています。

第六章


『アクエリアスへの扉』

我々の世界は、宇宙的規模の流れの中で、約2万6000年の周期で生まれ変わりを繰り返しており、そのサイクルの中で、ひとつの星座には約2千年間滞在します。

キリスト教が始まってからの2千年は『魚座の時代』といわれ…星座としては2匹の魚が紐でつながれているシンボルをご存知の方も多いと思います。

その2匹の魚に象徴されるように、過去の2千年間は「二元性の世界」であり、善と悪、神と人間、支配するものとされるものなど、すべてが二極に分かれた社会構造が存在していました。

また『魚座の時代』は宗教的な時代でもあり「自己犠牲の愛」や、人としての「倫理道徳」を学びながら、生きることとは何かを哲学的に求め続けた時代でもありました。

しかしその反面「覇権主義と戦争」「経済優先の環境破壊」の連鎖から抜け出すことはできず、人類はそのジレンマを抱えたまま、経済的、物質的繁栄だけを極めてしまったと言えるのです。


『高次の世界へ』


西暦2000年を堺に移行したとされる『アクエリアス～水瓶座の時代』

水瓶座の象意は“風”…「すべては変化する」ということであり、現状に安住することなく変化を受け入れるという意味があり、その支配星は、自由と革新の星「天王星」です。

水瓶座のサインの特徴は、個人の独自性を重んじる「グローバルな世界観」「博愛主義と利他主義」、そしてまさにこれからの時代にふさわしい「高度なテクノロジー」です。

水瓶座の示す、真の「自由と平等」こそが、高次の世界の扉を開ける“鍵”なのです。

人々が勇気をもって、その鍵を手にし扉を開けたその時…「新しい文明へのシフト」を告げる鐘の音が高らかに、地上に鳴り響くことになると言えるでしょう。


この移行期にあたる今年2020年12月21日…「冬至」の天体の配置はたいへんに興味深いものです。


まず何度もお話した『グレートコンジャンクション』の主役「土星、木星」のふたつの天体は、「冥王星」を波乱の現実社会…山羊座に置き去りにしたまま、手を携えて水瓶座にその歩を進めます。

同時に、社会的な目的を背負った「太陽」と知性の星「水星」もコンジャンクションして、さらにパワーを強め、社会の混乱を終息させるべく、満を持して山羊座に移動を開始します。

また時を同じくして「月」とコンジャンクションの星位となっているのは理想と直感を象徴する「海王星」です。

「海王星」は、すでに2012年から「魂の浄化と癒し」のため、魚座に位置していましたが、準備の整いつつあった人々に目覚めのスイッチを入れ、何年にもわたりスピリチュアルな感性を高める役割を果たしてくれていた天体です。

そのふたつの天体はこの重要な時期に、「魂の浄化」を使命とする魚座から傷ついた地上に、天界の癒しの波動を惜しみなく、もたらしてくれるに違いありせん。

この浄化の波動は言い替えれば、宇宙からの「赦し」の波動でもあり、それは何世紀にもわたって抑圧されてきた人類の“罪の意識の解放”をサポートする「慈悲と癒しのエネルギー」でもあるのです。

これは人類にとっては、天からの思いがけない“ギフト”であり、カルマの終焉がもたらした先にある「恩寵」を予感させるものと言えるでしょう。


ここまでは、新時代の幕開けについて、鍵となる近未来の星の動きを見てまいりました。

続いて、最近の冥王星の動きについて補足させていただきます。

《冥王星の逆行》

4月26日、「冥王星」は逆行を開始し、今は一時静止状態となってそのポテンシャルを高めています。

「冥王星」が逆行する約5ヶ月間、目の前を再生された画像が通過していくような現象がおきることになるでしょう。
人によっては何事もなかった世の中に戻ったかのように感じるかもしれません。

しかし、実際に状況が後戻りしているのではなく、「冥王星」は現実世界にホログラムを投影して、更なる気づきと取りこぼした学びの検証を促しているのです。

「逆行」という負のイメージに惑わされることなく、智慧を結集してカルマを終結させるべき時が来たと言えるでしょう。



さて、次回はいよいよ最終章となります。
高次元へのシフトの可能性を、さらに星を見ながら探求していく予定です。


“日々、皆さまにとっての最善がなされますように…”

惇 レイ