いまや生活の一部になりつつあるスマートウォッチ。
今回、スマートウォッチにぴったりのレザーバンドができました。
肌身離さず身に着ける日常アイテムだからこそ、確かな質と品格を感じていただきたい。
そんなgentenならではの想いを詰め込んだ自信作です。

使用した革は、シボのないスムースレザー「ミネルヴァリスシオ」。
レザーバンドというこの小さな世界に、革が辿ってきた雄大なドラマと、genten創設時からの哲学が込められています。
ミネルヴァリスシオは、1000年以上の歴史をもつタンニンなめしという製法で作られています。
「なめし」とは、動物の「皮」を素材としての「革」に変える工程のこと。
そのままでは腐敗してしまう皮を、植物から抽出した渋（シブ）＝タンニンに浸すことで丈夫な革となります。

特に経年変化の美しさには、目を見張るものがあります。
天然のタンニンは、太陽の光や空気、使う人の手の脂や水分、摩擦などによって、ゆっくりとわずかな赤みと艶を増していきます。
タンニンなめしを用い、時間をかけて生まれたミネルヴァリスシオは、油分をしっかりと含んでいます。
そのため、シミやキズが付きづらく、時計のように日常的に身に着けるアイテムにもぴったりの素材です。


レザーバンドの顔となる表面は、あえてミシンステッチを入れず、革の表情が際立つ仕様にしています。
gentenのロゴは主張しすぎず、しかし視線を落としたとき、ふと目に入るというさりげなさにこだわりました。ロゴの型押しのわずかな陰影が、有機的なレザーバンドの表情をさらに印象的に見せてくれます。
その近くに配したハンドステッチにもgentenらしい手仕事の安らぎを感じます。

多種多様なデザインが市場にある中で、gentenでは、革の魅力を存分にお楽しみいただけるよう、洗練された機能美を追求しました。

最新のテクノロジーに、古くから受け継がれた手仕事と実用的な美しさを融合したレザーバンド。
このミックス感覚こそ、現代に生きる大人の楽しみかもしれません。

上質な革のぬくもりや、しっとりとしたなじみのよさ、そして日ごとに変化する革の表情を、ぜひお楽しみください。